真空管2A3アンプを試聴する 〜オーディオ専科2A3S MK5 LE-MODEL〜
サンバレーさん、トライオードさん、オーディオウイズさん…でも真空管アンプは自作を含めるととんでもない種類になりますよね。
そんな中、最近興味のある真空管が2A3と6BQ5です。
なかでも2A3は、300Bに押されっぱなしですがオーディオ専用に開発されたと言う経緯や300Bより良心的価格で手に入るし、見た目も300Bに変わらずいい感じなので興味がありました。
2A3でネット検索すると「サンオーディオ」さんと「オーディオ専科」さんにたどり着いたりします。
なかでもオーディオ専科さんの2A3は「定評のある部品で構成されている」と聞きましたので、このアンプの試聴にターゲットを絞り秋葉原に出向きました。
これが今回の東京ジャー二の最後の目的です。
なかなか面白いところでした… (RICHO CX2)
秋葉原の土曜日は相変わらず人が多い…
「あの事件依頼、歩行者天国がなくなったのも痛いか…警視庁の車が多いなぁ…」
その人を掻き分けながらオーディオ専科さんのある場所を目指します。
見つけましたよ…店はあまり目立つ存在じゃぁないですね、ビルの2階で12時半からの開店でした。
店内は、そこそこの広さで試聴区画は椅子が二つと目に入る試聴システムはALTEC A7とハーベスHLコンパクト。
A7は、アッテネーターの調子が悪いらしく試聴できないとのことです、試聴はHLコンパクトで。
ビンテージはやはりコンディション維持が難しのでしょうか。
CDPは特段高級な機種でなく中堅どころのDENON製。
店内を見回すと展示されているアンプのシャーシの色がガンメタで統一されているため、棚は同一色の風景。
店主の方は、相当年配の方で優しそうなオジサマ…来店者は私を含めて3名。
1名は30才そこそこの男性で、しきりに真空管アンプは真空管の寿命が短くないのか?真空管の供給は問題がないのか?なんかを尋ねています。
まぁ、一般的に真空管に対するイメージはこんなもんでしょうね(苦笑)
見た目、こざっぱりした人でオーディオマニアやオタクの雰囲気はないですねぇ…珍しい…。
何かの雑誌(モノマガあたりかな?)で真空管アンプの記事でも読み気になったんでしょうか?
もう一名の方は40代か、無言でアンプを色々見ていました。
こちらは、明らかにオーディオマニアな方(笑)
お目当ての2A3は、試聴席の前に展示してありました。
私は、次のオヤイデさんの自作講習会の時間的都合があるので、熱心な初心者の方には申し訳ないのですが店主さんを横取り、「2A3のアンプを試聴させて欲しい」旨、さらりと告げました。
開店時に灯を入れただろう、6C33CBのアンプを消し、2A3のアンプに結線を開始…あらら、そのおぼつかない手つきに思わず「交代しましょうか?」と言いたくなりますが、それは失礼…そこはグッと我慢して気長に待ちました。
「真空管アンプは、10分以上しないと本来の音は出ないよ」とのこと。
(はいはい、10分でも短いくらいですよね(笑))
最初はCDPに入っていたJAZZを聴かせて頂きました。
真空管アンプらしい、空気感と立体感のある軽妙な音が響きます。
聴きなれた300Bよりやや柔らかいですかね?
2曲程が経過し、10分は過ぎた、試聴するにはこれしかない、やおら鞄からMALTAを取り出すと、店主に相談「持ってきたCDを聴きたいのですが…」店主は、気軽にCDの交換に乗ってくれました。
では、いざ…
聴きなれた"EVENING CALM"や"The only name missing is …"が店内に響き渡ります。
いきなり店主が「いいねぇ…このCD…へぇこんなのあるんだ」と目を細めてました。
これがリップサービスなのか、本音なのかは分かりませんが店主が「ジャケット見せて」と私が渡したCDを手に取りなにゃらPCの前に行かれ検索のようですよ。
さて
2A3はと言うと…真空管らしい音がしますね、300Bの音に近いでしょうか(同族みたいなものですもんね)。
変な表現ですけど、真空管の「素の音」を聴いている感じがします(プリつないでませんから、その通りなんですけど)
透明感が高く音を放射する感覚、SPから音離れが良い感覚。
下手なトランジスターのアンプは、音がSPから離れず「べったり」ひっつくものだから音場を立体的に形成できない凄く平面的です。
SPから音が放出されるこの感覚は、素直に「真空管にして良かった」と実感する時だと思います。
安い真空管アンプでも「音を放出する」ような感覚に人を感じさせてしまうこの真空管独特の表現力は何が原因なのか私は理屈で理解できていません。
トランジスタも真空管も増幅と言う機能は一緒なのに…「レジン(泥)の中を電子が通るか」「真空の中を電子が走るか…」でしょうか。
ただ、最近聴いた高級なトランジスタアンプのような非常に引き締まった低域とは趣向が違いますね。
低域の引き締まったアンプは、音の低音を粒子で聴かせ、俗に言うモニターライクな音は、ある意味心奪われるものがあります、ただ長時間聴けるかは別問題な感じがします。
でも、個人的には真空管のゆるい低音で澄んだ音色は変えがたいのでこれはこれでいいかな。
(ゆっくり眠れる(笑))
でもこのアンプ、正直「おっ!」と言う気にはなれない…ある程度真空管アンプを聴きこんだからだろうか?今まで聴いた真空管アンプと劇的な差は感じない…いや逆に違和感もない…自然です。
自画自賛ですけど、我がシステムのプリ:トランジスタ+メイン:真空管のシステムの方がいい感じがする…毛布のような暖かみとコンソメか味噌汁のようなにごりとコクがあるような…。
このアンプのことを考えてみます。
キット品です、キットを作ることの満足感はなにものにも変えがたいことは理解しています。
何時間も半田を持ちブツブツいいながら格闘し完成、ドキドキする灯入れ、そして音が出た瞬間の醍醐味は何にも替え方たいです。
またこのキットは基板でなく手配線です。
私の友人に回路屋がいるんですけど、その友人に言わせると「音の善し悪しは別だが、手配線はがっちり半田付けされて工作的にはいいかな」と言っていました。
この「音の善し悪しは別」と言うのは組立によるバラツキや見た目で判断しにくい半田の出来栄えの良否を考えるとキットの善し悪しが浮き出てきます。
ヤフオクでサンバレーさんの商品への質問で「メーカー完成品かキット自作か」と言った質問をよくみます、これもやはりハンダの難しさを気にするとそんな質問になりますかね。
ただ我がシステムと比較すると音の透明感はいいかもしいれないが物足りないのです、何か物足りないのです…
素性の良さは認めます、暖機が進んでくると更に音の立体感が増すのも分かります、ただ「透明」過ぎて手ごたえが薄いんです。
でもこのアンプ、トランジスタアンプで悩んでいた人には、ひどく新鮮な音に聴こえると思います。
この真空管アンプの音の透明感にもう少し色艶を付けたい…透明なままだと何か物足りない。
するとやはり良質なプリが必要だと思います。
このアンプは、プリを合わせて聴いてみたいですねぇ…。
もうひとつ、このアンプの部品は非常に凝っていると言うか良い物を使っています。
定評のあるタンゴトランスに厳選された有名なカップリングコンデンサーやCR類(他機種では、カップリングコンデンサーがスプラグだったりしました)。
「いい部品を使っているから、音がいいに決まっている」的評判を何かで読んだことがあります。
じゃぁ、このアンプはどうだろう?
私には、他社の300Bや2A3との明確な差は聴き取れなかったです。
エンジン屋の経験として構成部品にどんなに有名で高価・高性能な部品を使用しても最終的には、調律(チューン)次第で宝石にもゴミにもなることは分かっています。
だから「良い部品」を使えばそれでいいとは言いにくいです。
ただ、購入者側に部品の知識があれば「満足度」は高いと思います。
このアンプは、300Bの影に隠れてメジャーじゃぁなくなりつつあるオーディオ用真空管2A3を使った貴重な存在だと思います。
構成される一流の部品を考えるとコストパフォーマンスは高いと思います(個人で同じ部品を集めるとこの価格以上になると思います)
手配線の作り応え、落ち着いた佇まい、真空管アンプキットとして無茶な値付けでない、もちろん音は他社2A3や300Bと遜色はない、いい存在だと思います。
色々書きましたが、お金があれば、じっくり作ってみたいアンプの一つですね。
オーディオ専科さんへは何度か行った事があり、アンプの総合カタログ(有料)も持っています。
オーディオ専科さんのアンプは、一度は作ってみたいと思うアンプです。
この 2A3 の音は聴いたことはありませんが、2A3 は作ってみたいアンプの一つです。
回路変更しないのであればプリント基板でしょうね。
プリント基板は誰が作っても同じ音が出ますけど、
手配線の場合は実装技術の良し悪しがモロに音に出ます。
線材を2~3cm動かしただけでハムが出たりしますしね。
僕もヤグラ母線式は止めようかなとか考えてます…(^^;
>トランジスタアンプのような非常に引き締まった低域とは趣向が違いますね。
>
このキットはNFB掛けてませんよ。
リプルフィルタも普通なんで、詰める余裕がかなりあります。
これから回路変更して音を作り上げる楽しみがあるキットですね☆
シングルで重要なのはトランスとB電源周りの回路と部品です。
新品で絶縁不良のコンデンサがあったりしますから。
トランスは当然高価ですが、高圧ケミコンも良いモノは高価です。
無駄な出費を強いられずに済み、長く楽しめるという事やないですかね。
先日、6BM8を3結(超3結やないです)+リプルフィルタの強化をしました。
やっぱり3結は良いですね。ULとは全くの別物です。
球は3極管に限る!ますますこのキット欲しくなってしまいました(w
オーディオ専科サンのキットはとてもよい部品(抵抗は基本的にABですし、コンデンサーも良いものを使っています)ので、そういった部品の価格も考えるとお買い得だなと思っています。
ただ、nallyさんもご指摘のようにちょっとすっきりしすぎていて、物足りない感じがありました。
私が行ったときはお年寄り(社長)ではなくて、おそらく息子さんがいたのですが、「当社の製品はハイファイに作っているので」と強調されていて、やはりこのキットを強く勧められました。実は、私のお目あては91型だったのですが、「これは、どうしてもっていうファンがいるので商品としては持っているのですが、310はナローレンジなので全くお勧めしません」と言われました。
ワイドレンジでハイファイを目指していったら、半導体には勝てない・・・と思ったのが正直なところでした
今日は福岡市までUL規格のコンセントを買いに行って来ました。
アメリカン電機の2個口のものが1つ500円ちょっとで売ってたので、
3つ買って帰りました^^
これをオヤイデのMT-USあたりに入れてみたいなあと・・・
あとTU-879SをKT88に最適化すべく5W酸金抵抗×2もついでに^^
オーディオ専科さんといえば、去年出張のついででアキバに行った時よりました。
AP-757目当てに行ったのですが、現品が存在せず2A3S MK5を試聴して帰りました。
ほんわりとした雰囲気で鳴っていて専科さんのHPの紹介通り、
フルレンジにぴったりなアンプだと思いました。
CF404等を鳴らすといい感じなんだろうなあ・・・
あとここは300Bアンプのプロフェッサーシリーズが定評ありますよね^^
おっしゃる通り基板は、工作によるバラツキの差は出にくいですよね。
私は製造業なのでお客様に対して一番気にするのが「ばらつき」です。
ばらつきのないものを提供したいものです。
ところが、こんな制作者側の技量によるものになると、そのばらつきも醍醐味なのかもしれ
ないと思います。
でもそれは、絶えずケースを開け閉めして触る知識と勇気を持った人達だけに与えられた
資格かもしれませんね…私は…モノグサかな(笑)
これぐらいの大きさ迄ですかね、ケースの開け閉め出来るのは。
これ以上大きく重たくなると(特に重さですね)、チューンするのも大変になりますよね。
このアンプ、確かに長い目で見ると組んでみたいキットでは、ありますね。
「ハイファイ」と聞かされると「ワイドレンジ」と想像してしまいますよね。
私も音楽に浸るのに「ワイドレンジでハイファイでなくてもいいんじゃぁない?」とは思います。
MF A1なんか典型的な例だと思います(でも世代を変える度に少しづつワイドレンジ化しては
いますけど、世のハイファイ最先端からは遠いですね)
でも「真空管の特性を生かした可能性を追い求める」気持ちも分かります…これは技術者としては
性です。
たま〜に、現代のAUDIOを聴くことがありますが、「ハッ」とすることありますよ。
でも冷静になると温泉みたいな我が家のオーディオに浸かってます(笑)
そこが「オーディオの嗜好」と言うところでしょうね。
私もアメリカン電機の通販で部品を買いました。
おそらくオヤイデさんなんかにOEM供給しているんでしょうね。
この手の規格ものを作る会社の数はしれていますからね。
安いですよね…安いなら失敗してもいいかって気になりますしね。
コンセントプレートなんか、ステンレスで270円なんでブチルで制振とかすれば随分変わるかなと予測してます。
アメリカン電機さんの惜しいのは、IEC規格のコネクターがないことでしょうか…これを1、000円以下で生産
してくれたら有難いのに(笑)
きゃーるさんも、乗数変更の為に抵抗を買いに行かれる…いいなぁ…私は、そこまで達していませんねぇ。
勉強しないと(笑)
2A3に惹かれる理由はですね、300Bが過熱気味なので似た様な2A3の方がリーズナブルかなと言う不純な動機
です(笑)
でもチャンスがあったら作りたいものです。
いいですね、見るからに真空管アンプって感じがしますぅ♪
「いい部品を使っているから、音がいいに決まっている」
コレの「いい」って言葉の解釈が難しいですよね。
まずはナニを持ってして「いい」というのか?
から始めないといけませんね(笑)
あぁ~、ボクは一人でこういうお店によぅ入ることができないのでうらやましいですわ、、f ^^;
ははは、この手のお店は確かに敷居が高いかもしれませんね。
でも私たちも、アニメ系のお店は敷居が高いですよ(まぁ、まず入りませんが(笑))
「良い部品の定義」難しいですよ。
エンジンでも一緒ですし、ブレーキにブレンボやAPロッキードを使ったからと言って
必ず良い結果が残せるとは限りませんしね。
前後の配分、マスターバックや油圧系とのバランスとか調律することはたくさんあります。
「ブランドもの」=良い部品と思われがちですが決してしそんなことないですしね。
私が良い部品と書いたのは「ブランドもの」と本当は書きたかったのかもしれませんね。
ザ・キット屋さんの2A3sアンプで良ければ貸し出しますよ~(笑)
2A3はソブテックの1枚プレートの物とかなり古い物ですが
RCAの2A3は貸し出し出来ます・・・国産の松下&東芝の物は
ゲッタの量が少ないので不安が有ります(^_-)-☆
私もいつもaltumさんのブログは拝見してるんですよ。
最近のaltumさんの記事は専門的で私がコメントするチャンスがなくて(笑)
本当ですか?
キットでもaltumさんが作ったアンプを借して頂けるなんて…光栄です。
特にRCAの2A3は興味あります。
よろしくお願いします。
元通信用の300Bに対して、オーディオ用に企画された2A3というエピソードを読み、
それなら2A3の方が・・・と思ったこともありました。(笑)
トライオードの300Bシングルアンプ導入の時も、「耳悪オヤジ」さん」が、
2A3と300Bと両方を出品されていて迷いましたが、
逸品館のレビューに押されて、300Bに決めた経緯があります。
「耳悪オヤジ」さんの出品に、みんな、両方を聴いてみたくなるんだなぁと
思ったものでした。(笑)
まったく勝手にですが、2A3って、何となく女性的で優しいイメージを感じます。
altumさんと楽しそうなお話が進んでますね。(*^-^*)
2A3が女性的で300Bが男性的と言うのは、私も同じ感覚です。
2A3の方が物腰柔らかいように感覚的に感じています。
Altumさんに「2A3貸して下さい」と無理言ってお願いしていまして、もし
2A3が好きになり専科さんの2A3が気に入り買ったら「どこに置くつもりだ!」
と悩みながら…「いつかは、2A3…」なんて思いもあり…でも「はしか」みたいな
ものですから、少し落ち着いて考えれば物欲も収まる…何書いてんでしょうね(笑)
でもまぁ、真空管アンプも色々あるものです…
へぇ~、この存在感、雰囲気で98,000円とは、少々グラッときますねぇ!
通常、ガンメタというとメカニックな感じがする色合いですが、こと真空管アンプのシャーシに使われると独特の色気を感じさせますねぇ~!こんなことをほざいているのは小生だけでしょうか(笑)
また「300Bよりやや柔らかい」という点も興味を魅かれるところです。
拙宅のプリ群とお見合いさせてあげたくなりましたよぉ~(爆)\(≧∇≦)/
このアンプのことをWEBで調べると皆さん一様に誉められてます。
特にオーディオ専科さんが、職人さんの集団みたいな感じででぶっき
らぼうだけど面倒見がとてもいいとの話も聞きます。
それ故、長く付き合えるメーカーさんだとか…。
そんな関係もいいですね。
造ってしまっても、コンデンサーを交換したりしてチューンしていくのも
いい付き合い方かなと(それをするには、重量的にもこれぐらいが限界
ですかね)
そうなんですよ…前の試聴では、2A3の魅力を出し切ったか疑問です。
女性的側面を熟成するなら…。
ML-10Aなんかとペアを組むと…むふふ(笑)
なめちゃんの中に2A3とペアを組む候補が幾つあるか楽しみですね(笑)
>真空管アンプって、メーカーの色合いより、真空管の色合いですか?
難しい質問ですねぇ…。
アンプは電気回路なので、当然真空管以外の構成部品の影響も大きいのですが
この答え「どちらも」と言うところでしょうか。
半導体でもMOS FETの音は暖かいと言う人もいました。
そんな意味では、半導体も素子自体がもつ特性があるんでしょうね。
やっぱり真空管アンプも半導体アンプもその素子のもつ素性を生かす設計をする
んじゃぁないでしょうか(上手い設計者の方は、ここを生かしていると思います)。
ただ、その色合いが真空管の場合強く真空管のもつ個性を生かしているかもしれ
ません、すると真空管の音を聴いているのが真空管アンプかもしれませんね。
ヒーターが煌々と光る球ですが
何か音まできらめく音なのです。
VT25,VT801、211、845、811などの送信管です。
これらがトリウムタングステンヒーター直熱管 使用管です。
211,845以外は持ってますけど残念 使用してません
572Bも有りました。
送信管なんですね…私も845アンプを使ってますので、あの煌めきなんですね。
確かに明るくきらびやかで独特の音がありますね。
夕べ、オーディオ専科さんじゃぁないですが2A3アンプをお借りして聴き込みました。
色々考えさせられることがあり、もう一度じっくり時間をかけてオーディオ専科さんの
2A3アンプを聴き込んでみたいと…。
オーディオ専化のあのアンプを検索していてここにきました。
30年以上つついているので、あれは、良いアンプだと思いますが
ラジオ系のサイトで検索するとわかるのですが
6ZDH-3Aという球は、おおぶりのST管の外側をぐるっと
グリットへのリードが走っているというおおらかな球で
そばに出力管のプレートが配置されると
いともたやすく発振します
つまり、へたなコピーができないアンプなんです。
買ってしまうのが1番いでしょう。
初めまして、ようこそ私のブログへ…ありがとうございます。
なるほど出力管から離されて6ZDH-3Aが4本まとめて配置されている理由が分かり
ました。
そんなおおらかな球を選択するオーディオ専科さんに何か考えがあるんでしょうね。
私は、コピーなんて全く考えてませんよ、回路も引けないし、キットを作るのがやっと
の男ですから(笑)
自宅に6SN7GT系の球がたくさんあるので、本当ならサンオーディオさんの2A3が
いいのではないかと考える今日この頃です(笑)
またお暇な時に、この拙いブログへお寄り下さい。
今日、↑の写真のEHの2A3を買ってしまいました。
真空管の名前に「ー」がある球は、国産の球で
6G-B8
50C-A10
6R-A8
6G-A4
国産の球の在庫を売りにするKITは、
真似が出来ません。
レアと言って良いでしょう
サンは、タムラのトランスで
オーディオ専用は、ISOのトランス
高額なトランスがタムラで高級感があります
ISOは、物理特性で定評があります
エレキットとザ・キット屋は、トランスメーカを開示していません
真空管アンプは、トランスと球で音が決まります
>真空管アンプは、トランスと球で音が決まります
なるほどそうですか…。
私は、サンバレーさんがどこのトランスを使っていても気にしてないです。
確かに個々の部品が良いものを使っているのは、心強いですが最終的には
チューニング(調律)だと考えてます。
エンジンの場合も例えば「マーレーの鍛造クランクとピストンを使い、キャブは
ケイヒン」なんて言っても最終的には、エンジンマネージメントそのものでなんと
でもなります。
そんな経験より最後は「調律」「マネージメント」すなわち作りこみかなぁ…と
考えてます。
まぁ、有名なメーカーの部品を使っていると気持ちいいですよね(笑)
トランスのブランドは、
まあ、そういう程度のものでしょうが
上杉アンプのKITのトランスがタムラからISOに変わる原因が
この不況だったりすると気が滅入ります
トランスのスペックで帯域が決まるという
話しなんですが、それは、きつい話しでアンプの価格に反映します
球アンプでシングルにこだわられてるようですが
プッシュプルのを試されたほうが帯域が広がるので
6V6でも2A3でも300Bでも良いですから
プッシュプル機のほうがタンノイにあうんではないでしょうか?
とふと思います
オーディオ専科より神田淡路町のアムトランスさんの視聴室の方を
今度見てみてください
実は、プッシュプルもたくさん聴いたんですよ(笑)
まぁ、たまたまシングルになっている今日この頃でして、シングルに執着している
訳ではないんです。
アムトランスさんは一度訪ねてみますね…。
あえていうと、オーディオ専科さんでは、2A3より隣の6C33シングルの方が15Wくらい出力が出て
専化ファンがえらぶ実用機に相当するのは、
たぶんそっちなんです。
あるときルンダールのトランスを使ってやろうと
アムトランスに買いに行ったら、ラジオセンタでなくて
淡路町の視聴室というのでいったら、
新さんがコンサートの準備をしてるのに会ってしまった。
TRアンプでも出力が足らないというB&Wのスピーカーが
JJの300Bプッシュプルで
きれいに鳴ってるのを聴きました。
最近の2A3は、進化していて1枚プレートの
中華球は、外観が300Bとまったく変わりません
そういうのって、2A3か300Bのどっちの音がするんですかね?
それも買ってしまいました
連休製作の2A3シングルは、春日の激安トランスで
超ライト級で行ってみたいと思います
300Bでなく2A3sにしたのはエコ時代に電気ストーブはいやだなと思ったことと、2A3の内部抵抗が低い事です。OUTのトランスとの関係もあるのでしょうが、
内部抵抗の低い真空管でドライブした方が低音に厚みを感じます。
ちなみにOUTトランスは、タンゴ20w梨地ケース入り、インピダンスが高かったのでこれにしました。
この間、久しぶりに(ほぼ20年ぶりに)使ってみたら、何の問題もなく前どうりの音でした。さすが厳選された部品と熱設計は20年後もびくともしませんでした。
ただ中国製の2A3からパワーONご1~2分チリチリしたかすかなノイズが聞こえましたが、真空管と原因がわかりましたのでそのままです。
真空管はスペアーもあってありますので心配いりません。
そうなんですか…いい部品を使った製品は色褪せないんですね…。
でも気がかりなのが、タンゴトランスさんの廃業でしょうか…。
このアンプもタンゴトランスさんだと思いますので…どうなるんでしょうね…。
当時、オーディオ専科さんでは選択が出来ました。
今でもこの選択に間違いはないと思っています。
習熟した電気製品の寿命は使われている部品によります。
大切なことは瞬間風速の特性でなく、50年その特性を維持できることです。
当時お話をお聞きした森川さんは部品に対する評価が出来る方だと
勝手に尊敬しました。